第二の人生を送るE653系の新色を2点紹介します

 みなさんこんにちわMr.Tetsuoです。11月前半の更新です。東京では先日「木枯らし1号」が吹き、朝晩はかなり寒くなってきました。
この冷え込みでここ数日は朝晩だけはエアコンの暖房を入れています。早いもので今年2024年もあと1ヶ月半、ハロウィンが終わり、街のショーウィンドウはクリスマスモードに変わりつつあります。今回は特急フレッシュひたち引退後も、活躍を続けているE653系の新色を2つ紹介したいと思います。

 1997(H.9)年に常磐線の485系の特急「ひたち」を置きかえ、651系「スーパーひたち」(既に引退)とともに「フレッシュひたち」の愛称で活躍したE653系も2013(H.25)年に後継車両のE657に常磐線定期特急の座を引き継ぎ、常磐線からは引退し1000番台へ改造され、新天地の新潟地区へ移り、新たに特急「いなほ」として活躍しています。

 E653系は、常磐特急時代、編成ごとに「霞ヶ浦」や「梅」などの沿線の自然や観光資源をテーマとしたシンボルを決められ、編成ごとに塗色を変えた青・赤・黄・緑・朱(付属編成)の全部で5種類があり、バラエティー豊かなその外観で人気を博しました。

 一時は全編成が新潟に移ったE653系でしたが、2018(H.30)年に、U108編成が勝田車両センターに出戻り復帰してK70編成になり、驚きの旧・国鉄特急色をイメージした塗装に変更され、今も主に首都圏内での臨時列車で活躍しています。

 そして昨年2023(R.5)年に、今度はU102編成が勝田車両センターに復帰、K71編成となり、登場時の「フレッシュひたち」塗装を模した新色の水色塗装になりました。

 このカラーはフレッシュひたち時代にはなく、あくまで新色バージョンです。

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 2023(R.5)年8月に勝田車両センターへ復帰したK71編成は、「フレッシュひたち」塗装をベースにアクセントカラーを水色にしている
 (写真:特急「鎌倉」 京浜東北線 新子安駅より/撮影:裏辺金好)

 そして今年4月に、今度は新潟へ移り、上沼垂運転区(新潟車両センター)所属で特急「いなほ」「しらゆき」で活躍しているH202編成が、新潟駅開業120周年・羽越本線全線開通100周年を記念し、晩年の485系に施されて人気が高かった懐かしの通称「上沼垂色」に塗装変更されました。

 653j.jpg
 そして今年4月には新潟車両センターのH202編成が、かつて485系に施されていた通称「上沼垂色」に塗装変更された
 (写真:特急「しらゆき」 妙高はねうまライン 春日山~高田/撮影:リン)
 (写真(2枚共):日本の旅・鉄道見聞録様HPより)

 これでE653系の現在のカラーバージョンは、アイボリー系のホワイトをベースに、車体下部に紫紺、朱色を配色した「しらゆき」パターン、オレンジとホワイトをベースに波模様(稲穂が揺れる様子をイメージ)をあしらったデザインの「いなほ」、またその「いなほ」の編成中U106編成に施された瑠璃色一色の編成、さらにU107編成のハマナスカラー、そして前述した勝田車両センターに返り咲いた旧・国鉄特急色のK71編成と合わせて7パターンとなり、常磐特急時代の5種類を上回るバラエティーさとなりました。

 E653系も登場から今年で27年目に入りましたが、JR東日本のJR第一世代の特急車両が続々引退する中、E653系の活躍は今後も続きそうです。

 (記事参照:日本の旅・鉄道見聞録様HPより)

 では今回はこの辺で。

 また次回お会いしましょう。

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